気ままな趣味の雑記帳

アマチュア無線やボウリング、写真撮影、パソコン自作など私の趣味のお話や、日々の出来事などを綴っていきます

レッシュ4スタンス理論 〜これを知っているだけで体の使い方が楽になる〜

数年前、ボウリングに関するセミナーとして受講した「レッシュ4スタンス理論」。

お聞きになった事はありますか?  テレビで取り扱われた事もあり、ご存知の方も多いと思います。

 

スポーツをしている方なら、誰でも憧れの有名選手がいて、その選手のようなフォームを身に付けたい・・・と思った事がありますよね?

でも、何故か上手くいかない・・・それどころかますます下手になってしまう、というように悩んだ経験を持つ方も多いと思います。

 

そんな方はやっぱりセンスが無いんでしょうか?

・・・実は、それは生まれ持っている体の使い方のタイプがその選手と違う、という可能性があります。

この、体の使い方の理論を「レッシュ4スタンス理論」と言います。

 

ボウリングに限らず全てのスポーツに当てはまる「レッシュ4スタンス理論」、知っているとあなたが取り組んでいるスポーツの技術向上に役立つかも知れませんよ(^^)

 

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1.4つのタイプ

 

ヒトの体の使い方は、生まれ持っている骨格の違いで、4つのタイプに分類される、というのが、レッシュ4スタンスの考え方です。

 

その体の使い方は、実は日常から全く意識しなくても、その使い方になっている・・・というもので、それがその人にとっての最も動きやすい体の使い方なんです。

それには4つのタイプがあり、A1/A2/B1/B2と分類します。

 

仮に自分がA1タイプだった場合、B1タイプの体の使い方をしようとすると、かなり無理をしながら、ギクシャクした動かし方になってしまいます。

 

これをスポーツのコーチングに当てはめると、A1タイプの選手にB1タイプの体の動かし方を指導すれば、その選手は上手くなるどころかむしろフォームを崩したりしかねない、という事になるのです。

 

2.タイプの見分け方

 

では、例えば自分がどのタイプなのかを知るにはどうすれば良いのでしょうか?

日常の動作で判る、簡単なチェック方法をご紹介します。

 

(1)AタイプとBタイプ

 

まず、基本となるAタイプとBタイプの見分け方です。

これば比較的簡単で、スマホやペットボトルでチェック出来ます。

 

  • まず、普通にスマホを持って下さい。普段の持ち方で構いません。
  • スマホと手のひらに空間があるかチェックして下さい。

 

この時、写真のよう空間が出来るAタイプです。スマホに限らず、ペットボトルでも同じように空間が出来るはずです。

 

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空間が無く、手のひらをしっかり着けて持つタイプならBタイプになります。

(写真はAタイプの私がモデルをやっていますので、Bタイプの持ち方はすごく無理してやってます(笑))

 

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しかし、「そんなの日頃のクセとかじゃないの?」と思う方、逆の持ち方をしてみて下さい。例えばAタイプの方なら、スマホを手のひらをしっかり着けて持ってみて下さい。

 

・・・いかがですか?

意識的に、考えながら持たないといけなくなりませんか?

逆にBタイプの方が、Aタイプのように指先で持とうとすると、落としてしまいそうな感じになると思います。

 

これは、物を持つ動作なら現れやすい違いなので判りやすいと思います。バッグの取手を持つ、電車などで手摺を持つなど、いろいろあると思いますので、ぜひ周りの人を見てみて下さい。

 

ここまで読んで頂いただけでも、AタイプとBタイプでは体の使い方が違う、という事が何となくお判り頂けたでしょうか?

 

私は妻と一緒にボウリングをやっています。以前は私のやり方を妻に「オレはこうやって上手くいったから、オマエもやってみろ!」と指導していました。しかし、ギクシャクとして上手くいきませんでした。

 

ある時、4スタンス理論のセミナーを受講し、目からウロコが落ちました!

私と妻は、全くタイプが真逆だったんです。そりゃあ上手くいくわけありません(笑)

それからは、体の使い方についてはほとんど何も言わないか、自分の逆を言うなど、指導方法は大きく変わりました。

 

もっと良く知りたい!と思った方には、次のような書籍をお勧め致します。 

「4スタンス理論」バイブル

「4スタンス理論」バイブル

  • 作者:廣戸 聡一
  • 発売日: 2014/11/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

著者の「廣戸聡一」さんはレッシュ・プロジェクト代表理事で「廣戸道場」の主宰を務める、「レッシュ4スタンス理論」の第一人者です。

4スタンス理論の様々な書籍を出されています。4スタンス理論を勉強したい方は、一冊持っておくことをお勧めしたい書籍です。

最初はなかなか理解するのが難しい理論で、本の内容も難しいものになっている感もありますが、頑張って読んでみてください。 

 

 (2)クロスタイプとパラレルタイプ

 

AタイプとBタイプに分かれた違いは、さらにクロスタイプパラレルタイプに分かれます。

 

クロスタイプとパラレルタイプの見分け方は次のようになります。

 

  • ノートでも紙でも良いので、文字を書けるものを用意して下さい。
  • 普段通りに文字を書いて下さい。何を書いても良いです。
  • その時、紙は自分の体に対してどのように置かれていますか?

 

・・・もし、紙が体に対して真っ直だった方は、「パラレルタイプです。紙が斜めになっていた方は、クロスタイプです。

 

また、先程のスマホやペットボトルでもチェック出来ます。

スマホやペットボトルを持った時、手のひらに対して垂直に持っている方は「パラレルタイプ」、斜めに持っている方は「クロスタイプ」と判断できます。

写真は、クロスタイプのスマホの持ち方です。(A1タイプの私の持ち方です。)

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 クロスタイプの持ち方は次の写真のような感じ・・・でしょうか。

(やっぱり私がやると無理があります(笑)。)

 

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他にもいろいろな判断方法があり、日常生活やスポーツの様々な場面で、体の使い方の違いが現れます。

 

さて、以上で「AタイプとBタイプ」、「パラレルタイプとクロスタイプ」の判別を行ったら、これらを組み合わせて4つに分類します。

 

  • Aタイプのクロスタイプ:A1
  • Aタイプのパラレルタイプ:A2
  • Bタイプのパラレルタイプ:B1
  • Bタイプのクロスタイプ:B2

 

これらは、繰り返しになりますが「持って生まれた骨格の違い」であって、それぞれに適した体の使い方がある、というものです。決して、どのタイプが有利とか、優れているなどの優劣がある訳ではありません。

 

そして、これらの特性に合わせた体の使い方を、スポーツに応用すると、非常に自然な体の動きになり、高いパフォーマンスを発揮出来ると言う事につながります。

 

逆に自分のタイプと異なる動きをしようとすれば、スムーズな無理のない動きが出来なくなり、最悪の場合は怪我などの原因にもなります。

 

3.タイプ別 体の使い方

 

最後に、それぞれのタイプ別が判ったところで、それぞれの特徴と、スポーツにおける最適な体の使い方を考えていきたい・・・というところですが、これは大変専門的な内容で、とても私がこのブログだけで書けるものではありません。

 

ちょっと上げてみるだけでも、私がやっているボウリングにおいては、例えばボールの持ち方一つとっても、手のひらをしっかり付けて持つのか、指先重視で持つのか、AタイプとBタイプで分かれます。

構える時に、ターゲットの見方も変わります。クロスタイプは斜に構えるイメージですが、パラレルタイプは真っ直ぐ見るタイプですので、それだけでも自然な構えまたが変わりますし、重心のかけ方も違ってきます。

 

もちろんこれは他のスポーツでも同様で、例えばゴルフの構え方も変わります。

非常に奥深く、一言で語れない理論だと思います。

 

という事で、ご興味を持たれた方にお勧めする書籍を紹介させて頂きたいと思います。

ぜひ、参考にして頂いて、楽しいスポーツライフにお役立てください。 

 

DVD付きで、判りやすいと高評価の商品です。

 

ゴルファー向けにはこちらもお勧めです。

プロゴルファーの横田真一プロが書いています。ゴルフに特化した内容ですので、実戦でもすぐに使えそうな解説本だと思います。